お花屋さん。に小さな恋しました。part 34

久しぶりに、一人時間を頂きカフェでモーニングをしてからお花やさんへ。

近所のカフェへ歩いて行き、遅めのモーニングを頂きました。最近のお気に入りの場所。
そこでKさんに手紙を書きました。
私は書くことが好きで昔から、よく手紙を書く人でした。
ふいにKさんに書こうと思い付いたのです。
何故かな?最近お花やさんへ行ってもお客さんが結構いて前ほどじっくり話せなくなったからかな。
それとも、もう顔を覚えてもらえたから書く時期が来たと言う感じなのかな?よく分からないけど。

面と向かって言えない事を書けると思って筆をとりました。

今回はラブレターではなく、ファンレターにしようと思いました。重くなってはいけないから。名前覚えてもらったからって調子に乗ってはいけないと思って。

接客、お心遣い、をリスペクトしていること。癒されていること。など。
書いている途中で後ろのお客さんたちが、お花屋さんのお話をしているのが聞こえてきた。

さすがご近所さん。
そのお客さんはべた褒めしていた。
40代かな?と思うが、とても素敵な言葉づかいでお花屋さんとKさんの事を誉めていた。
私は心の中で「そうそう。その通り。」と頷いていた。

自分の事のように嬉しかった。
でもまたまたお客さんが増えそうです。
嬉しいけど、ちょっと寂しい。

その事も手紙に書いて、寂しいとは書けなかったけどね。
あ、封筒を止める、のりを忘れた!!まぁいっか。

そしてお店を後にした。
そこから一本道でお花屋さんに、着く。
美味しい朝ごはんを食べ、外はポカポカいいお天気。

最高だなぁ。
お花屋さんにはお客さんが1人いらっしゃった。
「こんにちはぁ」いつもの笑顔。安心。
私は本棚から本を1冊拝借して、しゃがんで見てた。
花言葉の本。
Kさんはお客さんとお話してる。
やっぱり誰にでも優しいな。安定の優しさ。
顔を見たいけど何か見られない。もしかしたらまたニコっとしてくれたかもしれないのに。

そしたらお店の電話が鳴った。注文の電話みたい。
Kさんは電話に出てお話し中。
奥の部屋からKさんのお子様が出てきて、構ってー。とばかりに後ろからギューッて抱きついてる。
Kさんは電話に夢中。私は今なら見ても大丈夫だぁとKさんの方を見た。
あー、ほっこり。
Kさん今日も素敵だなぁ。お子様にしがみつかれてる姿さえ眩しい。笑

お客さんにお釣りを渡す姿見たかった。手と手は触れ合っているのかどうか問題。
口調からすると丁寧だったから多分触れあってます。

そんな中私は思った。
「Kさんは、みんなのKさんでなければいけないんだ。独り占めしようとか思ってはいけないと。みんなに分け隔てなく優しいから、このお花屋さんは愛されているんだ。と。」

みんなKさんのファンであり、Kさんにとっては、みんな大切なお客様。
だから特別扱いしちゃいけないんです。

なんかストンと落ちた。

で、私の番。
改めて「こんにちはぁ」と言ってくれるKさん。
業務的ではなく、心からのこんにちは。

「今日は1人なんですね。」とKさん。
「そうなんです。今あの、カフェに行ってきました。」
カフェの店員さんもお花屋さんのお客様だから、Kさんも知っている。

「僕も行きたいなぁ、好きな本持ってゆっくり読みたいです。でもなかなか行けなくて、、、近くて遠いです。」
「本良いですねぇ、私は今日手紙を書きましたよ。Kさんに。ファンレターです。」
と手渡した。
「手紙なんてなかなか貰えないから嬉しいです。」って
とても喜んでくれた。
「じゃあ、これ後で読ませてもらいます。」と、神棚に持って行っていた。多分いや絶対神棚じゃないけどね。

今日買うお花を決め、これまた難しい名前の絶対覚えられないお花。だから手帳にメモした。

そんな所で次のお客様が。(あー手紙先に渡しておいて良かったぁ)
と胸を撫で下ろした。
と同時に、Kさんとの時間のタイムリミットの合図。
ホストで言う指名が入った。

Kさんは話の続きをしてくれた。名前覚えるの大変です。特に人の名前は。って。
覚えるの凄いなぁ。やっぱりKさんは皆の名前を覚えようとしているんだなぁ。接客の基本だもんね。
そんな中、私の名前も覚えて下さりありがとうございます。と言う気持ちになった。

覚えて貰うことはそんな特別な事ではないと、思い知らされた感じもした。

今日はお互い、下の名前で呼ぶ事は無かった。
私は、ごにょごにょと、「◯◯さん」と名字で呼んで
しまったし。やっぱり面と向かっては呼べないね。
手紙には、「△△さん」と下の名前をしっかり書きましたけどね。

そんなこんなでフェードアウトして、お店を出ました。
あ、次のお客様は、先ほどのカフェでお花屋さんのお話をしていた方でした。カフェ→お花屋さん、コースなのかしら。
そこで「やっぱり、みんなのKさんなんだなぁ。」と改めて思いました。
人間模様面白いなぁ。

まだまだKさんと話したかったのになぁ。
もうKさんと話す方法は、ワークショップしか無いのかなぁ。
ワークショップなら完成するまでお話できるから。
ワークショップ申し込むか。
ホスト方式だなぁ。
いかん、Kさんの事そんな風に言ったらいけない。
ただ自分が、会いたいから行くだけだから。それにワークショップは持ち帰りできるからね。

4月過ぎたら行こう。