お花屋さん。に小さな恋しました。part 13

銀行コースからお花屋さん行ってきました。
車は無かったから徒歩で。
なんかモヤモヤした気持ち。なぜかよく分からないけど足取りが重い。
色々考えすぎちゃってるのかな。
ドアを開けるとKさんのいつもの笑顔。
ホッとする。
そして服装も髪型もかっこいい。今日特に私の好みだった。
行くとすごく優しい笑顔してくれるのです。
第一声「良い香り〰️」(お花のね)って言うと、「今お昼食べましたから笑笑笑」だって。「違います。お花の香りです笑笑笑」

花束を作ってた。真剣な顔見とれてしまった。手元もマジマジ見てしまった。
そしたら
「花束に赤い花を入れたいのですがこっちと、こっちどっちが良いと思います?」って。
「合わせて見てみたいです。」って言ったら快く合わせてくれた。
「私は、こっちが好きです。」
「じゃあこれにします。」って、採用してくれた♪
すごく嬉しかった。
使わなかった方の花が、そのまま置いてあったから私が花瓶に戻そうとしたら「ありがとうございます。」って。
その時薔薇のトゲが人差し指に、ささってしまった。
このシチュエーションって、ドラマとかだと、ときめく場面で大きな展開があるパターンなんだけど私はそのチャンスを逃がしてしまった(笑)

黙ってトゲをぬいたのでした、、。だって家じゃそんなの屁の河童でしょう。痛がってなんかいられないし、仕事中だったら自業自得って言われて終わりでしょう。薔薇はトゲがある。自分の不注意だよね。笑
そういうの出来ないんだよね。そして痛みに強い(笑)
甘えるの下手。
もし「痛っ」とか言ってたらどうなってたかな?
手を見せて下さい。って接近して手に触れられるかな。
それとも普通に「大丈夫ですか?」「大丈夫です。」だけで終わったかな(笑)
もう恋愛というものを何年もしてないからなぁ。
そんな妄想をしつつ、普通の会話へ。

今度ワークショップをする話をしたり、お店の名前をつけた経緯を教えてもらったり、イベントの話をしたりと。

私何か楽しいんだけど、だんだんそわそわしてきた。Kさん早く帰ってほしいんじゃないかな?とか、私のことつまらないって思ってないかなぁとか。

気付いたんだけど、私上手くしゃべれてない!!

Kさん私の話を、目を真っ直ぐ見て聞いてくれるのだけど、その目力に負けてる私がいて。Kさん、私の気持ち全部お見通しなんじゃないかと。
何か声も小さくなってるし、
どうした?わたし。自分じゃない。落ち着け、わたし。

どうしよう?帰るタイミングが分からない。
何とか壊れそうな心を立て直し、お会計を済ませて商品を受け取ると、Kさん「雨降ってますか?」
「歩きですか?じゃあ袋に入れますね」って、紙袋に入れてくれた。
そしてお店を一緒に出て、「ありがとうございました。」ってお互いに言った。なんか切ない。
振り返るとKさんは、外に出ている植物を店内にいれようとしてた。
手伝いますか?って言えば良かったかな?とか、客なのにね。沢山話すけど、どの距離感でいたら良いのかイマイチ分からない。
私はこんなにもモヤモヤしてるけど、Kさんは、何にも気にしてないんだろうな。
かっこいいって言いたいポイントありすぎて。でも言ったらガツガツに思われるし、普通に引かれるよね!

言えない辛さ 笑
この「会いたい。嬉しい。かっこいい。どうしよう?。切ない。」この感情って恋だよね。小さな恋じどころじゃなくて大きな大きな恋心だよね。

このモヤモヤお店に行かなければ感じないんだろうなぁ。なら、いっそのこと、行かない方が心穏やかに過ごせるんじゃないか。とまで考えてしまった。

ここまで、なるとは思っていなかった。この秋の空気感がセンチメンタルな気持ちにさせるのかな。

そしたらね、夜のインスタに、私の選んだお花で作った花束が載っていました。
勝手に喜んでしまいました。二人だけにしか分からないこと。
Kさんは、何とも思わず載せてるんだろうけどね。

そう思わなければ、心が忙しくてやっていけないよ。
ちっちゃな幸せをありがとうございます。